2018年11月21日に、愛知県一宮市のiビルにて、加飾技術研究会 第28回例会を開催しました。
愛知県での開催という事で、東海地区の自動車を中心としたものづくりに関わりのある方々のご参加が多数ありました。
繊維の町として有名な一宮にて、約100名様のご参加により、盛会となりました。
第29回例会
開催日:2018年11月21日 / 場所:iビル 大会議室(愛知県一宮市)
開催概要
・講演1:「自動車インテリアデザインと加飾技術の役割」
(静岡文化芸術大学 服部守悦 様)
・講演2:「射出成形による加飾成形法」
(株式会社PPIテクノリサーチ 長岡猛 様)
・企業紹介:「スペースシステムズ株式会社」
(スペースシステムズ株式会社 玉水隆樹 様)
自動車インテリアデザインと加飾技術の役割
静岡文化芸術大学デザイン学部教授 服部様より、自動車のインテリアデザインと加飾技術についてのご講演をいただきました。
服部様はSUZUKIのハスラーのデザインに関わられています。
自動車デザインのプロセスについて、またインテリアデザインの構成要素と求められるモノについてご解説頂きました。
その中で、加飾が果たすの役割についてご説明いただきました。
また昨今のモーターショーにみるトレンド、そして今後の自動車運転時代における加飾についての解説をいただきました。自動車の普遍的価値とは?この視点から考えると、加飾の守備範囲が広がり、その役割が重要になっていくという事になります。
静岡文化芸術大学
URL: https://www.suac.ac.jp/
射出成形による加飾成形法
株式会社PPIテクノリサーチの長岡様から、射出成形による加飾成形法の解説をいただきました。
加飾技術の概要から、射出・プレス成形による加飾成形、インサート成形、表皮貼合成形についてわかりやすく解説頂きました。
また金型技術による加飾について、インモールドコーティング、インモールドペインティング、ヒート&クール成形、ハイブリッド成形まで、様々な技術について詳しくご説明をいただきました。
サンプルのご紹介もあり、様々な技術に触れることができました。
また最近の研究事例として射出成形の高分散スクリュなどのご紹介もありました。
長岡様は長岡国際技術士事務所にてプラスチックの調査と開発、株式会社PPIテクノリサーチにて対外支援をされるなど、プラスチック・コンポジットに関する「よろず相談」所としてご活躍されています。
ご質問やご相談はご連絡下さいとの事です。
株式会社PPIテクノリサーチ 052-339-2010
長岡国際技術士事務所 090-2245-8056
・プラスチックよろず相談(樹脂、成形加工、労働安全など)
企業紹介(スペースシステムズ株式会社様)
スペースシステムズ様から会社ご紹介をいただきました。
スペースシステムズ様はパッド及びスクリーン印刷機材の開発、製造、販売に携わられています。
部品や製品への印刷方法として、直接印刷する方法(印刷法)と、フィルムなどへ印刷して転写する方法(熱転写、インモールド、箔押、ホットスタンプ)、貼り合わせる方法(真空、圧空、TOM 等)などがあります。様々な印刷技術のご紹介をいただきました。
印刷においては、インクも重要です。印刷方法により、インク粘度や組成が異なります。
スペースシステムズ様で販売台数の多いパッド印刷機について、動画でご紹介いただきました。
マーキング・加飾とプラスアルファとして、環境保全、自動化、ターンキーを押し進める、スペースシステムズ様の印刷システムにご興味のある方は、ご連絡ください。
スペースシステムズ株式会社
・パッド及びスクリーン印刷機材の開発、製造、販売
商号の由来:お客様に特別な機械を提供(Special)、技術・業界で世界一になる(Ace)、機械のみでなくトータルシステムで貢献する(SYESTEMS)
電話: 052-525-1811
URL: https://www.spacesystems.co.jp/
懇親会は、同会場で立食形式で行いました。
80名以上の参加者となり、過去最高人数での懇親会は大変盛り上がりました。
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