加飾技術研究会

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アルプスアルパイン株式会社

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業務内容

溶融熱転写技術を用いた加飾印刷開発

熱転写方式では、サーマルヘッドをインクリボン越しに印刷媒体へ圧接し、発熱体に電流を流し、発熱させることでインクを軟化させ印刷を行うことができます。我々が開発した熱転写プリンターでは、Roll to rollのフィルムにオンデマンドで複数層を1度に積層印刷することができ、プロセスカラーインクや特殊な金属インクなどを積層印刷することで、フルカラーの組み合わせやグラデーションなど多彩なデザインを表現することができます。特に機能性材料層に金属材であるインジウム蒸着層を設けたインクリボンを使用することで、様々なメタリック表現が可能です。また、本物の「金属」を使用しているものの不連続構造の金属インクであるため、電波を通さない非導通の性質を持っており、静電タッチやミリ波透過にも対応可能です。これらの特徴を活かして、高い意匠性と機能性を両立した、メタリック加飾印刷フィルムの開発を行っています。

ステルス印刷技術開発

印刷パターンを工夫することで、加飾フィルム越しに液晶ディスプレイ表示を可能にするフルグラフィックステルス印刷の開発を行っています。また、この技術を応用してステルス空中インターフェースへの搭載も検討しています。

熱転写装置開発

既存装置である600dpi ヘッドを搭載した印刷幅6inchの印刷機に加え、1200dpiヘッドを搭載した印刷幅12inchの印刷機の開発を行っています。印刷は1プロセスで実施でき、真空工程やウェット工程が不要になるため、従来の蒸着やメッキ等の工法に比べ、環境負荷とコストを削減した印刷が可能です。また、デジタルデータを用いて印刷するため、製版は不要になり、開発LTの短縮に貢献できます。