2025年度の活動レポートです。(文責:加飾技術研究会 事務局)
第17回定時総会(2025/6/23)
第51回例会(2025/6/23)
2025年度特別例会(2025/7/15)
第52回例会(2025/9/11)
第53回例会(2025/12/17)
3DECOtech2026(2026/1/28~30)
第54回例会(2026/3/4)
2025年度の活動レポートです。(文責:加飾技術研究会 事務局)
第17回定時総会(2025/6/23)
定款に定めた成立要件を満たすことを確認し、総会は成立しました。議案は、令和6年度の活動報告と決算報告、令和7年度の事業計画と予算計画、役員選任について、出席者に承認されました。
議案は会員様専用アーカイブ内に保存しています。
第51回例会(2025/6/23)
講演1:塗料塗装技術研究所 奴間様「最新塗装技術と今後の動向」
自動車塗装におけるCO₂排出削減の取り組みを、日系OEM8社の共同活動や塗装CN研究会の事例を交え紹介いただきました。塗装からフィルム加飾への展開可能性も示し、CN達成にはシナリオ明確化と業界横断的な連携が鍵であることを提起されました。
講演2:中沼アートスクリーン 倉橋様「スクリーン印刷の基礎と最新の加飾印刷」
木目・石目・ヘアラインなどリアルな質感表現と白色透過を両立したスクリーン加飾印刷技術を紹介いただきました。加法混色による高精細アート表現や、成形対応・触感表現を加えた多彩な加飾が評価され、自動車・家電への展開が期待されます。
講演3:(ジャパンディスプレイ 吉田様「様々な素材をタッチコントローラーへ変貌させるセンサーZINNSIA」
あらゆる素材をタッチコントローラ化するセンサー「ZINNSIA」は、木材や布などの加飾素材に貼るだけで直感的な操作を実現しています。デザイン性を損なわず、曲面や凹凸素材にも対応し、インターフェースと加飾価値を両立する次世代技術として注目されています。
名刺交換・情報交換
感染対策に注意の上、会場参加者にて、名刺交換・情報交換を行いました。また各講演者様のサンプル展示の見学を行いました。

2025年度特別例会(2025/7/15)
山形大学インクジェット開発センターに訪問し、最新技術について現地で見学を行いました。
①フレキシブルデバイス技術の紹介(熊木大介 山形大学研究専任教授)
②インクジェット開発センターの紹介/見学(酒井真理 山形大学産学連携教授 インクジェット開発センター長)
③スマート未来ハウスの見学
④有機材料システム事業創出センターの見学(3Dプリントの実験室)

リンク(山形大学インクジェット開発センター)
第52回例会(2025/9/11)
2025年9月11日(木)に愛知県一宮市のiビルにて加飾技術研究会第52回例会を開催しました。
100社近い会員様が来場し、盛会となりました。
講演1:FEEL GOOD CREATION 玉井様「これからのCMFデザインと加飾技術」
講演2:デザインラボ 苅谷様「カーラッピングの歴史と今後の世界におけるラッピング市場について」
講演3:ユシロ 立花様「WIZARDシリーズ -ホストゲスト相互作用の活用による樹脂の機能性向上-」
講演4:日本光研工業 真野様「パール顔料および新製品の紹介」
名刺交換・情報交換
名刺交換・情報交換:会場参加者にて名刺交換・情報交換を行いました。また各講演者様のサンプル展示を行いました。

第53回例会(2025/12/17)
2024年12月17日(水)に東京都北区の北とぴあにて加飾技術研究会大53回例会を開催しました。
100名近い会員様が会場に参加、約200名のWEB参加があり、盛会となりました。
講演1:資源循環に貢献する自動車リサイクルの現状とこれから
(一般社団法人 日本自動車リサイクル機構 阿部様)
日本における自動車リサイクル制度の成り立ちと現状について、制度面・実務面の双方から体系的に解説いただきました。自動車リサイクル法施行以降、不法投棄や不適正保管が大幅に減少し、現在では使用済自動車の大半が適正に回収・再資源化されていることが示されました。
一方で、ASR(自動車破砕残さ)中のプラスチックのマテリアルリサイクルは依然として課題であり、今後は設計段階からのリサイクル性向上や、循環経済(サーキュラーエコノミー)の視点が重要であることが提起されました。
講演2:ニデックのコーティング技術(株式会社ニデック 稲吉様)
ニデック様のコーティング事業について、真空蒸着技術・ハードコート技術・気相転写染色技術を中心に紹介いただきました。
特に、加飾用途として透明感と反射色制御を両立する蒸着ハーフミラーコートや、LiDAR・生体認証向けのNIR-ARコートの実用例が示され、光学特性とデザイン性を両立する技術として注目されました。
また、無溶剤・バイオマス・PFASフリーといった環境配慮型ハードコート剤の開発動向も紹介され、今後の加飾技術における環境対応の重要性が強調されました。
講演3:レーザー加工による機能的テクスチャの付与技術と実例
(株式会社RYODEN 島田様)
超短パルスレーザーを用いた微細加工技術による、機能的テクスチャ付与の最新事例を紹介いただきました。
バイオミメティクスの考え方を取り入れ、微細周期構造により撥水性・親水性・撥液性を物理的に制御する技術や、抗菌性・触感制御への応用事例が示されました。
金型加工を介した量産展開や、大面積・高速加工への取り組みも紹介され、加飾と機能付与を両立する次世代表面加工技術として高い関心を集めました。
講演4:会社紹介(NKD JAPAN株式会社 山崎様)
NKD JAPAN様の会社概要および、ペイントプロテクションフィルム(PPF)事業について紹介いただきました。
TPU材料を基盤とした高機能フィルムは、自己修復性・耐擦傷性・高透明性を兼ね備え、自動車外装の保護と意匠性向上を両立しています。
近年はカラープロテクションフィルムによる加飾提案も拡大しており、新車・中古車市場双方での展開が期待される事例として注目されました。
名刺交換・情報交換
名刺交換・情報交換:会場参加者にて名刺交換・情報交換を行いました。
3DECOtech2026(2026/1/28~30)
2026年1月28日~30日に東京ビッグサイト西ホールで3DECOtech2026が開催され、加飾技術研究会は会員共同出展を行いました。23社となり過去最多の出展数となりました。共同出展いただいた会員の皆様、誠にありがとうございました。
開催中は多くの来場者がブースを訪れました。また1月29日には新春技術交流会を開催し、展示会来場者にて交流を行いました。
共同出展社(23社:ブース区画No.順)
浅野研究所様、東洋インキ様、岩崎電気 アイグラフィックス社様、麗光様、宏機製作所様、スソニティジャパン様、協栄プリント技研様、東亞合成様、大倉工業様、旭電気工業様、ミマキエンジニアリング様、中沼アートスクリーン様、ニチモウ様、ニフコ様、アイカ工業様、カネカ様、ローヤルテック様、日本化工塗料様、セイコーアドバンス様、トリニティ工業様、吉田テクノワークス様、精工技研様、日研工業様



第54回例会(2026/3/4)
2026年3月4日(水)に愛知県一宮市の一宮駅前iビル 2F大会議室にて、加飾技術研究会第54回例会を開催しました。
今回もリアル会場とWEB(ZOOM)中継によるハイブリッド形式で実施し、多くの会員の皆様にご参加いただきました。
講演1:加飾工法における貼合技術について(ベータテック株式会社 三久保様)
ベータテック株式会社 三久保様から、加飾工法における貼合技術について、会社概要・略歴の紹介に続き、接着・粘着の基礎知識から実際の加飾工法への適用まで、体系的にご講演いただきました。接着の定義や原理、接着剤の種類・選定方法、接着と粘着の違いについて解説されました。今後はELV対応やカーボンニュートラルの観点から、モノマテリアル化や易解体技術への対応がますます重要になることを示されました。
講演2:深紫外LEDの高性能化による紫外線硬化技術の新展開
(日亜化学工業株式会社 斧田様)
日亜化学工業様より、深紫外LEDの高性能化を背景とした紫外線硬化技術の新展開についてご紹介いただきました。自動車、建材、化粧品容器、UV硬化フィルムなど、加飾技術と関わりの深い用途(蒸着、装飾)への広がりについて紹介されました。脱水銀の流れの中で遠紫外LEDが担う役割について詳しく解説いただきました。
講演3:加飾関連展示会レポート(2025年度)(加飾技術研究会 伊藤)
加飾技術研究会理事の伊藤より、2025年度の加飾関連の各展示会を俯瞰した最新動向を報告しました。人とくるまのテクノロジー展、BAMBOO EXPO、N-PLUS、JAPAN MOBILITY SHOW、3DECOtech展について紹介しました。光透過加飾、構造色表現、ハイブリッドホイール、リサイクル材活用、加飾と機能の融合といったテーマが数多く紹介されました。
講演4:会社紹介(株式会社カナエ 岩尾様)
株式会社カナエ様の会社概要、沿革、事業内容についてご紹介いただきました。建材事業部と化成品事業部を中心に事業を展開されてており、建材分野では非住宅内装向け部材全般、化成品分野では樹脂・繊維・添加剤などの原料販売に加え、FRP、FRTP、金属、発泡材、フィルムなどの加工委託にも対応されています。ART&TECH株式会社様との連携についても紹介がありました。
懇親会・情報交換
例会終了後は、会場参加者による懇親会が立食形式を開催し、会員相互の名刺交換・情報交換が活発に行われました。講演内容を踏まえた技術交流の機会となりました。
(文責:加飾技術研究会 事務局)