2021年度の活動レポートです。(文責:加飾技術研究会事務局)
加飾技術研究会 第13回定時総会
加飾技術研究会 第35回例会
加飾技術研究会 第36回例会
加飾技術研究会 第37回例会
加飾技術研究会 3DECOtech2022 共同出展
加飾技術研究会 第38回例会
加飾技術研究会 第13回定時総会
開催報告
加飾技術研究会 会員各位
お世話になっております.
新型コロナの影響が未だに終息しない中,皆様いかがお過ごしでしょうか.
過日に開催いたしました,令和2年度第1回臨時総会の結果を報告いたします.
記
加飾技術研究会 令和2年度第1回臨時総会 議案承認の件
125会員の皆様のうち,76会員の賛同をいただき,本総会の成立と議
案の承認をいただきました.
令和2年10月30日
加飾技術研究会 会長 長沢伸也
加飾技術研究会 第35回例会
開催概要
2021年6月22日に、加飾技術研究会、第35回例会(2021年度第1回)を開催しました。
オンライン開催となりましたが、多くの会員様にご参加いただき、盛会となりました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
開催概要
・開催日 2021年6月22日(火)
・開催形式 オンライン開催・会員向け
・講演1:「『COLOR FORM』型内塗装による加飾表現の自由度とエコプロセスについて」
(㈱GSIクレオス 上村様)
・講演2:「サーキュラーエコノミー事例と素材紹介」
(㈱エムクロッシング 吉川様)
・「3DECOtech展のご案内」
(㈱JTBコミュニケーションデザイン 萩様)
講演1
「『COLOR FORM』型内塗装による加飾表現の自由度とエコプロセスについて」
・Color Form プロセス技術として、KRAUSS MAFFEI社が提案するプラスチックハイブリッド成型技術(IMC:押出+射出、Color Form:射出+注入)のソリューションをご紹介いただきました。Color Formは射出成型機と反応型樹脂注入機の複合2色成型技術で、効率的な連続生産を実現する先進的な型内塗装技術です。Color Formの様々な採用事例と、加飾表現の特徴、そしてプラスチック加飾のエコへのチャレンジとして、環境・エネルギー消費における利点や、普及に向けた今後の取り組みをご紹介いただきました。
講演2
「サーキュラーエコノミー事例と素材紹介」
・サステナビリティ(持続可能性)の課題への対応として、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の視点での、素材の豊富な事例をご紹介していただきました。エムクロッシング様が運営されるMaterial ConneXion Tokyoは、会員制マテリアルライブラリー、素材提案コンサルティング、素材の用途開拓、という事業を通じて、「素材を知りたい方」と「素材を発信したい方」をつなぐソリューションを展開されています。
展示会のご案内
「3DECOtech展のご案内」(㈱JTBコミュニケーションデザイン 萩様)
・2022年1月開催予定の3DECOtech展について、主催者のJTBコミュニケーションデザイン様よりご案内いただきました。加飾技術研究会は会員様と共同出展を予定しています。
加飾技術研究会 第36回例会
開催概要
・開催日 2021年9月7日(火)
・開催形式 オンライン開催・会員向け
・講演1:「プラスチック加飾技術の今後の展開予想(自動車関係を中心に)」
(MTO技術研究所 桝井様)
・講演2:「製品の高付加価値化に貢献する『めっき』加飾とデザイントレンド」
(塚田理研工業㈱ 川上様)
・「東山フィルム 会社紹介」(東山フィルム㈱様)
講演1
「プラスチック加飾技術の今後の展開予想(自動車関係を中心に)」
・当会特別顧問のMTO技術研究所 枡井様より、加飾技術の最新動向について、自動車業界を中心に解説していただきました。加飾技術の採用動向、地域ごとの採用の違い、国際的な自動車メーカーの目標と加飾の概要など、最新動向を、豊富な事例とともに解説いただきました。また今後の加飾の展開(検討中のものも含めて)についての視点についても解説いただきました。
講演2
「製品の高付加価値化に貢献する『めっき』加飾とデザイントレンド」
・塚田理研工業様は長野県駒ケ根市に拠点を持つプラスチックめっきのパイオニア企業です。金型~最終まで一貫の生産対応が可能で、液回収技術などのSDGsへの先進的な取り組みなど、めっき業界の発展に貢献されています。講演では、めっきの基本から技術の深い所まで解説していただきました。3Dプリンタへのめっきや、透光めっき、EMIシールドなど、先進の樹脂めっき技術について紹介いただきました。
会員紹介
「東山フィルム 会社紹介」
・東山フィルム株式会社様より会社のご紹介をいただきました。東山フィルム様は名古屋に本社を構え、最先端のコーティング技術でフィルムに付加価値(機能)を与える会社として、光学干渉膜、機能性ハードコート、粘着コートなどの、幅広い加工技術を保有されれています。加工材料、車載材料、ディスプレイ材料、カスタム(受託加工)の事業領域で活躍されています。様々な加飾技術を持つ企業様と、新しいものを生み出したいという意欲をお聞かせいただきました。
加飾技術研究会 第37回例会
開催概要
・開催日 2021年11月24日(火)
・開催形式 オンライン開催・会員向け
・講演1:「カーデザイナーの視点で考えるCMF本来の意義」(ラ・クラ 杉谷様)
・講演2:「最新シボ加工技術と今後の展望」(ワールドエッチング 山本様)
・「下田工業 会社紹介 加飾紹介」(下田工業様)
講演1
「カーデザイナーの視点で考えるCMF本来の意義」(ラ・クラ 杉谷様)
・カーデザイナーとして活躍されているla・lura代表取締役の杉谷様より、カーデザインとCMF加飾についての講演をいただきました。自動車内装で活用される先進の加飾事例の解説、北陸地域の伝統技術からみる加飾、UXを発展したUX2の概念など、今後のCMFの展開のための、様々な視点を与えていただきました。
講演2
「最新シボ加工技術と今後の展望」(ワールドエッチング 山本様)
・ワールドエッチング様は愛知県一宮市に拠点を置く金型加工メーカです。東京の日本エッチング社、大阪のニューテックス社とともにNWNグループを構成し、海外にも広く展開しています。シボ加工(金型表面に細かい凹凸模様を加工して成形品に転写させる加工)の種類、機能、工程を解説いただき、また最新のレーザーによる加工の詳細とその適用例をご紹介いただきました。
会員紹介
「下田工業 会社紹介 加飾紹介」(下田工業様)
・下田グループは商社とメーカーの機能を持ち、オートモーティブ、インダストリーなど様々な領域で活躍されています。工場は福島県で、スタンピング加工等の製品を生産されています。現在推進している先進の3D印刷加飾技術についてご紹介いただきました。フィルムを使用せず、3D形状にダイレクトに印刷し、様々な表現が可能です。
加飾技術研究会 3DECOtech2022 共同出展
2022年1月26日~28日に、東京ビッグサイトで開催の「3DECOtech2022」に共同出展をいたしました。 多くの来場者様に来場をいただきました。
<開催概要>
・イベント 3DECOtech2022(コンバーティングテクノロジー総合展2021内)
・期間 2022年1月26日~28日
・開催場所 東京ビッグサイト 東西3・4ホール内
・出展ブース 加飾技術研究会
1.共同出展
今回は、過去最多の会員様14社と共同で出展を行いました。
加飾技術研究会
URL: https://kashoku.org/
・各種加飾技術の紹介・サンプル展示
共同出展社様の展示内容をご紹介します。
株式会社クリモト
URL: http://www.kmkogyo.co.jp/
・クリモトの加飾技術
(TOM(真空圧空貼り)、インサート成形、水圧転写、3Dパッド、めっき、塗装)
・stratasys社の3Dプリンタサンプル
アイカ工業株式会社
URL: http://www.aica.co.jp/
3次元加飾用ハードコートフィルム
・高延伸ハードコートフィルム(グロス/マット)
・ハプティクステクスチャーフィルム
・UCハードコーティング剤
・バイオマスハードコートフィルム
・UV照射不要の【プレキュア】タイプ
中沼アートスクリーン株式会社
URL: https://www.nakanuma.co.jp/
・Garalit 照明のオン・オフでデザインが変化 タッチパネル
・有機EL×Garalit ディスプレイ×Garalit
東山フィルム株式会社
URL: https://www.hynt.co.jp/
・成形フィルム(プレキュア・アフターケアHC、耐防指紋性、AG、AR)
・反射防止フィルム TOUGHTERIOR(耐擦過傷に優れたARフィルム)
・シームレスデザイン(SmokeOCA+AR)
日研工業株式会社
URL: https://www.nikkensp.co.jp/
・TOM工法(三次元加飾工法)
・アルミやマグネシウム基材への加飾
・高機能熱可塑性フィルム
・カーボンニュートラル、付加価値の高い意匠・機能
スペースシステムズ株式会社
URL: https://www.spacesystems.co.jp/
・凹面印刷サンプル、立体面印刷サンプル 等
・パッド印刷機、スクリーン印刷機 インク、周辺機材
綜研化学株式会社
URL: https://www.soken-ce.co.jp/
・加飾フィルム用粘着剤
・貼合せ工程でのベタ付きが少ない
・貼付け後は長期間屋内外で剥がれない耐久性を備える
・バイオマス粘着剤
株式会社千代田グラビヤ
URL: https://www.chiyogra.co.jp/
・新デジタル印刷 Qsystem
・多品種&極小ロット、高品質、即対応
・メタリック表現も印刷可能
株式会社ニフコ
URL: https://www.nifco.com/
・開発品 オーナメントファスナー
・開発品 めっき調ラインイルミネーション
・加飾技術応用例「Qi充電対応加飾トレー」
デンカ株式会社
URL: https://www.denka.co.jp/
・ノーブルタクト(良触感性シート)
①良触感、②光透過、③熱成形性、④印刷性を実現
感染症対策を行っての出展となりましたが、3日間を通じて大盛況となりました。
2.加飾技術研究会 伊藤理事による基調講演
【基調講演】表面加飾技術の現状と今後の展望 ~高付加価値商品を生み出す多様な加飾技術と目指す方向~
1.加飾技術の概要 2.今後の自動車加飾技術の動向 3.加飾のサスティイナブル対応 4.加飾の多品種少量/レジリエント対応 5.本セミナーのまとめ
加飾技術の歴史から現在の技術解説、そして今後求められる加飾技術の課題と展望について詳しく解説されました。
加飾技術研究会 第38回例会
2022年3月16日に、加飾技術研究会第38回例会(2021年度第4回)を開催しました。
前回に続きオンラインでの開催となりました。
多くの会員様にご参加いただき、盛会となりました。
講演をいただきました講師の皆様、例会にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
開催概要
・開催日 2022年3月16日(火)
・開催形式 オンライン開催・会員向け
・講演1:「エフェクト顔料とその特徴について」(メルク 東 様)
・講演2:「加飾技術の現状と今後の展望および3DECOtech2022展レポート」(加飾技術研究会 伊藤理事)
・「会社紹介」(セイコーアドバンス様)
講演1
「エフェクト顔料とその特徴について」(メルク 東 様)
・メルクグループは世界66か国に展開しています。塗料、化粧品、産業用途で活用される、エフェクト顔料の主な用途、発色原理やその構造、光の干渉、混色技術について解説していただきました。基材別の各種顔料の特徴と、その選び方について紹介いただきました。
講演2
「加飾技術の現状と今後の展望および3DECOtech2022展レポート」(加飾技術研究会 伊藤理事)
・当会の伊藤理事より、加飾技術の概要、今後の自動車加飾技術の動向、サステナブル対応、レジリエント対応について解説されました。また、3DECOtech2022展示会報告として、加飾技術に関連する主な出展者の内容を解説されました。
会員紹介
「会社紹介」(セイコーアドバンス様)
・当会法人会員のセイコーアドバンス様より、会社のご紹介をいただきました。スクリーン印刷インキの専業メーカーとして活躍されています。スクリーン印刷インキの用途、インキの開発、環境への取り組みを紹介されました。
(文責:加飾技術研究会 事務局)